びわ湖ホールのある打出の浜は紫式部が父藤原為時に伴われて越前へと旅たったとされる浜。源氏物語には167種類の動植物が登場しており、自然描写の美しさは、物語に繊細な季節感と登場人物の心の揺れを織り込んでいます。
2008年源氏物語千年紀をきっかけにして、「源氏物語ゆかりの花々を市民の手で植え、紫式部の思いを未来につなげようと、
紫の道の会(会長:福井美知子氏)が中心になって、「式部の庭」、「さざなみの庭」、「源氏の庭」を完成させました。通勤路にあるそれぞれの式部小宇宙を毎日楽しんでいます。
「ラ・フォル・ジュルネ」に参加されていた福井さんにびわ湖ホールのホワイエからよく見える源氏香の植え込みやプロジェクトのことなどを説明していただきました。紫の道のデザインコンセプトやこれからの夢など植え込みを見ながら福井さんご自身からお聞きするとなるほど!よく分かります。
福井さんとびわ湖ホールにブース出展していた比叡ゆばの
八木社長(今風にいうとソーシャル・ビジネス?)
このお二人のパワーをカプセルにして元気薬として多くの人に分けてあげたいと思うほどなんにでも前向き。以前雑誌の読むクスリというコラムがありましたが、お二人は私の「会う薬」です。