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ひとの道 
切れ切れなるままに、夏の気を楽しむ。

おたまじゃくしは、花が咲かないハス鉢の中で、日々育っています。足はいつ生えるのだろうか。それにしても元気にしています。北前船ベンチャーストーリーが私は好き。
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小学校で習っていたなら、もっと起業組が多かったに違いないほど、ハリウッドお映画よりおもしろい。三方よしも朝鮮人街道や北国街道も聞いたことがありませんでした。北前昆布ロードも面白い。アメリカや英国の事例より、日本の各地にあるソーシャル・ベンチャー物語を見てみるのが面白い。自治には経済がぴったり寄り添ってなるもの。「なつかしい公共」と私は呼びたい。

軽く読むなら『近江商人物知り帖』。

今も家業となり生業を支えているのは、女性。特に、おとうちゃんが急死した店のおかみさんの活躍は言わずもがな。

四条烏丸の昆布屋さんに「昆布ロード」の副読本あり。
裏日本は実は表日本であり、大陸からの文化の歴史を日本人流に広げていったベンチャーストーリー。海のリスクは英国のロイドと同じ。何艘も沈み、何百倍もの見返り。ハイリスク、ハイリターンの物語。保険や投資、そして喜捨。地域で愛されないと家業は続けていけない。各地であった当たり前のことを思い出そう。

6月のおうみ未来塾の入塾記念の木村至宏先生の講演の切れ切れ記述です。
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○近江の歴史と文化構造の三要因
・地形的に東日本と西日本を結ぶ交通の要所
・日本最大の湖「琵琶湖」の存在
・比叡・比良・野坂・伊吹・鈴鹿などの近江をとりまく美しい山なみ

参加することによって文化が磨かれる。
晴嵐-風景としての出会い。
各地域文化に文化資源が豊富。(しかし今はどうなんだろうか。令子)

○江戸時代には錯綜する所領支配 - 惣村
他国大名領24家、公家領・寺社領59、旗本149、山・川・領界などで集落を守る自治組織確立。
(客間は最近のマンションにはない。惣村時代からあった床の間。いまでもある家。ない家。そして家制度そのものが、家の間取りがものがたるように、なくなりつつある。)おもてなしは、昔流ホームステイ。

○湖を中心に中世では江南・江北、近年湖南・湖東・湖北・湖西とよばれ、それぞれの自然環境・歴史的・地形的諸要素が若干異なり、これが地域のひとつの特性。

○地域で活躍した人
西野恵荘(水路トンネル開削)、などなど。

○文化は自然とのかかわりや風土の中で育つもので、人と人との生活に関連するすべてのことを意味。「人は何かを表現した、あるいは表現されたもにふれあいたいと感じ、これが文化を生み出す力となっている。また、人々が地域の中でかかわりをもちながら、心豊かに生きていくためには、まず自分を表現することが必要。このような気持ちから生まれる文化は「命」を輝かせ、小異の人々に共感する心を通じて、人と人をむすびつけ、さらに多様な人々がともに生きやすい社会を築くために欠かせないものである。」

○文化とまちづくりは概念的に共通点が多い。まちづくりは地域資源の活用や課題を発見(すること)。
地域社会の産業・経済・環境・観光・文化・景観・町並み・福祉などの各分野と連動し、地域の活性化・創造性にもつながる。
by sdo-asanoya | 2010-07-24 22:56 | 新しい価値の創造
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