生地空屋ツアー
名水生地地区は浜辺の漁師町風情があるところです。
船の倉庫や作業場。10坪にも満たない小さな家々が
迷路の路地に面々とあります。私の泊まった民宿の町内は、
10件のうち5件が空家。そして、ところどころに
漁師の親方の家や商家が点在。商店街と思しき通りに
並ぶ家々では、外からは分からないけれど、水餅、素麺を
細々とつくっています。観光ボランティアの方の説明がないと
わかりません。大手旅行会社に、2,3軒体験観光スポットがあり、
休憩できるカフェ等を組み込んで欲しいという依頼があるそうです。
確かに。黒部の粋を感じるスポットが欲しい。

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鼻灯台の灯台守りの家に授産施設社会福祉法人くろべ福祉会はあります。
事業費の8割くらいが助成金。事業費収入として、ゴマせんべいなどをつくっており、
宇奈月温泉の若手グリーンホテルの坂井さんも、生地空家探索ツアーに参加されたので、ホテルのお茶うけにくろべ福祉会のごませんべいを検討してみましょう、ということになりました。

北方領土や200海里問題で、一船一億円くらいで廃船したところも多く、網元さんはある種キャッシュリッチでも、北海道まで漁をしていた漁師さんも廃船で遊興費として落とす金額も減少し、歓楽街も今では2,3軒営業しているのみ。車文化の今、狭い家と路地を嫌って、生地を離れ車庫スペースが確保できる周辺地区に、若い人は家を建てるそうです。(路地裏好きには良いですね。時の流れが2倍遅く感じられます。)かろうじて住んでいるおばあちゃんやおじいちゃんが死ぬと空家となる。この現象を食い止める対策のひとつとして、半移住型の生活観光を持ち込みたいというのが、生地地区有志の方々の想い。

「まち」の魅力や資源の資産化を、リスクを取り、バカ者と呼ばれながらも諦めず、行動に移す人材。まさに社会起業家。黒部には、町衆企業YKKがあります。今後、生地地区の動きをどう形にしていくか。智恵の出しどころです。

富山県黒部市 名水の里
美しい日本の歩きたくなるみち 500選決定コース
名水グルメ
まちあるきルート
まちあるきマップ
生地清水群
名水百選
夕日百選「富山湾が一番美しく見える街・生地」
8月19日あたりには、今度は何人か「よそ者」に参加してもらい、各種モニタリングの予定です。

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まちあるき・空家調査の数時間後。黒部は、やはり夕日です。能登半島が半円形をして広がっています。京都や福井の海は淡海色ですが、ここ黒部の色は、透き通るようなライトブルー。シアトルのアルカイビーチを思い出します。
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by sdo-asanoya | 2005-07-09 00:25 | 富山恋唄
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