丹後半島の大宮町
昨日は、小野小町終焉の地丹後半島の大宮町(人口1万人)に行ってきました。
九重の 花の都に住みはせて はかなや我は 三重にかくるる
(丹後半島の中ほどにある京都府大宮町の『妙性寺縁起』に伝わる小野小町辞世の歌)

今日のナビゲータ役は、おおみや小町工房代表の由利進さん。
30年間ボランティアで大宮町のまちづくりをしていらっしゃる笑顔が素敵な方です。フラットエージェンシーの吉田社長と、農村都市交流型不動産物件調査を目的に、早朝に京都を出発。車で3時間半、天橋立が見える山道をいくつか越えたところに、大宮町はありました。田園風景とブナ林の山々が美しい町です。大宮町は、昨年4月の市町村合併で、峰山町、網野町、丹後町、弥栄町、久美浜町とともに、京丹後市となりましたが、町固有のアイデンティティは昔のまま。合併したからといっても、市としての観光やまちづくり連携はこれからといったところ。

d0004627_13511487.jpg小さな町の箱物にはすごいものがありますね。
小野小町サミットが毎年開催されており、大宮町で開催された時に建てられたのが、小町の舎。小町伝承に彩られた五十河の地にある小野公園に建てられた寝殿づくりのような建物には、池に張り出したステージが設置されており、薪能があれば、夜は幻想的でしょうね。

小町の舎から藤棚の石段を登ると野外コンサートができるステージがあり、屋根つきの回廊がアーチ型に配してあり、芝生にタオルケットでも敷き、寝転びながらコンサートを聴いたシアトル郊外のワイナリーを思い出しました。この高台からブナの原生林を見るのは圧巻です。小野小町サミット以来ほとんど利用されていない施設だとか。

ゴールデントライアングル 
国道に面した交差点には、蔵付きJA事務所、利用されなくなった幼稚園、ハイカラデザインの小学校施設がありました。小学校の校庭で朝市、蔵はギャラリーに、幼稚園は合宿所にと、
吉田社長も写真をパチパチ。

田んぼ道を更に5分くらい行ったところにも廃校となった小学校。ここは、芸術家のアトリエに。
一見普通の民家に到着。ナビゲータ役の由利さんが、移住型で越してきたご夫婦に実験的に住んでもらい、合宿や研修、スローライフ満喫型民宿にできるか試しているところ。ふすまを開けて広がる田園風景を見ていると時が止まったように感じる贅沢空間。ご夫婦がおしゃれに造作されて蘇った民家。不動産証券化、共同オーナー制度等検討することに。
d0004627_13571942.jpg由利さんが代表をされているおおみや小町工房で有機野菜や獲れたてイカの刺身や鯵の一夜干しでバーべキュー。竹塩でいただく万願寺とうがらしも美味。
この工房はボランティアが廃材を利用して建てられたもので、炭焼きを中心に竹を原料とした製品をリタイア組の方々とコミュニティ・ビジネス的に運営されています。農園には、有機栽培の野菜や米が植えてあり、体験型観光もできるし、車で15分行くと温泉へ。海も近く、昼は海水浴、一風呂浴びて、工房でバーベキュー、翌日は畑で野菜を取って、お土産に。JAに買い上げられない規格外野菜はどっさり捨てられるので、都市型NPOに売ってもらう仕組みを作れば、現金商売の可能性も広がる。等々ソフト開発は済んでいるので、後は、専門知識を持っている企業やコミュニティを持っているNPOと組んで3者Win-Win体制を築きたいと由利さんの熱弁は続きました。

最初の一歩まであと一息という感じはするけれど、missing piecesは何か?
ケーススタディに使えそうな題材です。
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             実験住宅から広がる景色
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by sdo-asanoya | 2005-07-22 12:23 | LOHAS・ライフスタイル
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