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「営利」「非営利」の境界
大阪NPOセンター10周年記念プレシンポジウムⅡが開催され、参加してきました。
【開催趣旨】
 新会社法施行、公益法人改革など営利、非営利分野における代表的な法人制度が抜本的に改革された。そして現在、第20次国民生活審議会総合企画部会においてNPO法人制度の見直しが検討されている。
 NPO法施行から間もなく8年を迎え、当時と比較して市民活動は全国各地で大きく展開されるようになったが、市民の「営利」「非営利」に対する捉え方は多様化し、「営利」「非営利」の境界は曖昧となっている。例えば、「コミュニティ・ビジネス」にみられるような、ビジネス的手法を用いた社会的事業を展開する動き、また、法人化の際に株式会社、企業組合、LLCなど「営利」とみなされる法人形態を選択することもみられる。一方、営利事業を中心とする企業においては、CSRを重視し、社会的事業活動に関与することが当然視されつつある。
本シンポジウムでは、現在社会的事業を展開されている実践家と学識経験者を招き、「営利」「非営利」の境界が曖昧となるなかで、日本の非営利セクターの将来像について検討する。

●第1部 基調講演
「公益法人制度改革、NPO法人制度見直しの現状」
  山岡義典氏(法政大学教授、(特活)日本NPOセンター副代表理事)
「新会社法の施行と法人制度からみる「営利」「非営利」の境界」
  三木秀夫氏(弁護士、(特活)大阪NPOセンター理事)
「コミュニティビジネス支援報告」
  池田太八氏(社団法人大阪青年会議所経済活性化室
        コミュニティビジネス創造委員会委員長)
●第2部 パネルディスカッション
 [パネリスト](50音・敬称略)
・小多美恵子(ミエちゃん工房企業組合代表)
・佐野章二 (有限会社ビッグイシュー日本代表)
・村田早耶香((特活)かものはしプロジェクト代表)
・三木秀夫 (弁護士、(特活)大阪NPOセンター理事)
・山岡義典 (法政大学教授、(特活)日本NPOセンター副代表理事)
 [コーディネーター]
・初谷 勇 (大阪商業大学総合経営学部教授)

これまでの10年は制度改革の時代。市民が行う自由な公益化活動、幅広の法人に対してのサポートをNPOサポートセンターとしてどうつくるのか等々お話がありました。

ビッグイッシューの佐野さんがNPOサポートセンターに対して期待することを4つほど揚げておられましたので、おっしゃったとおりに書けてないかもしれませんが、ご紹介しておきます。

NPO法人という市民組織が作れるようにし肉体は作ったけれど、血液(資源)をつくり、循環させる仕組みが不十分ではなかったか。

これからの時代に求められるNPOサポートセンター
1)地域の助け合いのレベルの支援
2)コミュニティ・ビジネスへの資金流通のしくみづくり(米国の地域再投資法のようなもの)
3)金融制度(コミュニティ・ファンドのようなもの?)
4)日本の市民社会に関してのグランドビジョン構築

NPOという器だけでは盛りきれない市民公益活動を活性化させる「市民社会創造ネットワーク」を形成し、創る時代に来ているように思います。
by sdo-asanoya | 2006-11-13 12:27 | 新しい価値の創造
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