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アメリカ NPO
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自分なりにこの10年の記憶の端々を集めています。
(という訳で最近少々レトロチックでありますが)

日本に帰ってきてからしばらく日米を行ききしていた頃、サンフランシスコにいた岡部一明さん(現在、愛知東邦大学経営学部地域ビジネス学科助教授)に会いに行きました。

サンフランシスコといえば、San Fransisco UniversityのMichael O'Nielllさんと岡部さん。
京都で開催した日本NPO学会でもお世話になりました。祇園のお茶屋さんで、最後にオニールさんの奥さんがお礼に歌ってくださったアリアが今でも耳に残っています。オニールさんは私が住んでいたワシントン州スポケーン市教育委員会会長だったこともあり、サンフランシスコに会いに行ったときに、ワシントン州ネタで随分盛り上がりました。グッドアメリカンの代表選手のような方です。非営利組織コースの授業参観もさせていただきました。

アメリカでNPOに感銘を受けたのは、バランス感覚を持った素敵な方々が社会のためにと行動している姿を見たから。普通の人が普通にNPOを生業としてライフスタイルに定着させているから。

メール一本でアポをとり、皆さん本当に丁寧にアレンジしていただきました。だれのご紹介でご連絡いたしました浅野ですという一文なく、直球勝負の依頼メール。

この年アメリカの大学でのNPOコースのカリキュラム視察一人ツアーをし、ロックフェラー財団、ロックフェローアーカイブセンター、インデペンデント・セクター、セトンホール大学、サンフランシスコNPO界隈等々。メールの有難さを実感しました。

再び、岡部さんのこと。
静かな社会変革の語り口は、市民革命が起こりつつあるということが、すっと耳に入ってきます。私にとって、エポック・メイキング的な『インターネット市民革命』(御茶の水書房、1996年)
岡部さんのWeb上の著作

菅谷明子さん(「メディアリテラシー」(岩波新書)の著者)ともその頃やりとりありました。志民の波がふつふと沸いている湖国の新しい風を伝える仕掛けが今こそ必要と思います。(そういう意味では、ホタルダスも湖国で広がった市民メディアと考えられるという。)

今風にいうと当事者性のメディア育成をと、何年も前から同じことをずっと言ってきたんですね。

10年を節目に、日米チャンネルをまた復活したいな。
by sdo-asanoya | 2007-04-28 22:38 | 新しい価値の創造
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